GPUにAMD Vega12を搭載したChromebookが開発中か

ChromiumOSへのパッチから、ボード Mushu がdGPUに Vega12 を搭載することがわかった。1

Vega12

GFX CoreはGFX9であり、名の通り正真正銘 Vega世代のGPU。
GPUの構成としては、4-ShaderEngine、総CU数 20基、総RBE数 8基(32 ROP)、L2cache 2MB。2
メモリにはHBM2を1スタック(1024-bit)使用している。
Vega10よりも小規模とはいえ確実に GFX9/Vega 世代であることと未だコンシューマ向けGPUでは採用例が少ないHBM2を搭載することから一部で注目と期待を浴びていたが、現在Vega12ベースの製品を組み込んでいるのはMacBook Pro 2018年モデルのみとなっている。

Vega1223
ShaderEngine 4
Total CU / SP 20 / 1280
Total TMU 80
Total ROP 32
Total L2$ 2 MB
Memory Type
/ Bus Width
HBM2
/ 1024-bit
GFX Core GFX9
GPU ID gfx904
DCE v12.0
UVD v7.0
VCE v4.0
CMOS 14nm

Mushu

MushuHatch をベースとするIntel CPU搭載のボード。4
CPUに関しては、PCHが Cannon Lake PCH とされることから Coffee LakeWhiskey Lake と考えられる。メモリにDDR4-2666 16Gを想定していることから前者である可能性が高い。5
最大CPU数(スレッド数)は4。6
その他判明している仕様は、ディスプレイ解像度 2400x1600(3:2)7、デュアルファン8
バッテリーから、DellのChromebookボードと思われる。9

Hatch をベースにしたボードのコードネームは個性的で、Mushu の他に AkemiDratiniHeliosJinlonKindredKohakuPuffStryke といったものが並ぶ。6
軽く調べた所、日本のゲームやコミックだったりアメコミといったキャラクターが引っかかった。
ただそれで出てきたキャラクターもそこまで有名、というか作品のメインを張るキャラではなかったりと、コードネームを付けた人の個性が強く出ている気がする。

Vega12は輝き続ける

Vega12 には前から多数のDeviceID、SKUが確認されていたが10、上述したように現在世に出てるのはMacBook Pro 2018に搭載された Radeon Pro Vega 16Radeon Pro Vega 20 のみだ。
それらがまた Mushu に搭載されることとなるか、それとも隠れていた Vega12 ベースの製品が出てくるかはまだわからないが、
Vega12 がMacBook Proだけに終わらない、ということは個人的に嬉しいニュースだ。

Update:
 2020/07/20 11:51 JST