RX 5600 XTのスペックが判明?

近くに発表、販売されると言われているRX 5600シリーズだが、XTの意外なスペックが判明した。

（追記）確認したところ製品ページが消されていた。やはりまずかったのだろうか。/image/2019/12/29/rx-5600-xt-produ cta01.webp /image/2019/12/29/rx-5600-xt-pr oducta02.webp

これまではRX 5700より減らした16WGP（32CU）とかだと予想していたが、それに反してRX 5700と同じ18WGP（36CU）だった。
その分、クロックはだいぶ抑えられており、Game Clock、Boost Clockだけで見ればRX 5500Mに近い程だ。これがリファレンスのクロックかどうかはわからないが、明らかに攻めたクロックではないため、近いクロックではあるはずだ。
GDDR6メモリもRX 5700/5500シリーズで採用されてきた14Gbpsではなく12Gbpsとなっている。
ROP数は未だ不明のままだが、WGPがRX 5700と同数となると、64から減らして差別化を図る可能性は高い。
TGPも不明だが、Recommended PSUが550Wであり、RX 5500とRX 5700の中間のため、TGPも中間の150Wあたりだと思われる。

ダイ自体は（恐らく）Navi10を使いつつ、それ以外のメモリ部分でコストを削減したモデルと見られる。
まだ推測の段階ではあるが、コストパフォーマンスはもちろん、ワットパフォーマンスでもかなり優秀なのではないだろうか。

また、紹介文の中に

The AMD Radeon™ RX 5600 XT graphics card is designed for the ultimate 1080p gaming experience. Turn up your settings for higher fidelity and boost gaming performance for higher frame rates with ultra-fast response

とあり、1080p144fpsをターゲットとしている、という予想は外れてなさそうで嬉しい。

RX 5600のスペックは見つけられていないが、こちらはWGPを減らしてくると思う。
製品の差別化において、どちらが上か下かを示すにはWGP（CU）の数を使うのが手っ取り早い。
RX 5700との差別化でRX 5600 XTのクロック、メモリ周りを抑えるという手法は既に使ってしまったし、これ以上下げるとワットパフォーマンスがかえって悪くなったり、パッと見の印象も悪くなるのではないかと思う。
ROP数も――理由はわからないが――アピールされないことが多く、差別化でもあまり積極的には出してこない。
そういうことでWGPを減らすとしてやるなら、これまでの予想を継いで14WGPか16WGPだろうか。

まあ近い内にRX 5600無印のスペックも明らかになるはずだ。

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