AMDよりRadeon Pro W5700が発表された。
特徴としては、RDNAでは初のデスクトップ向けPro製品であること、
RDNAでは現在唯一USB-Cコネクターを備えていること、
カバーデザインが青?一色から、真ん中に銀の帯が一本が入ったこと、
W"X"5700ではなく、W5700といったことが挙げられる。
USB-Cに関しては、NVIDIAがRTXシリーズにてUSB-Cを実装、
VirtualLinkに対応したのに対し、
AMDはRTXより後発のRX5700シリーズでは実装しなかった。
このことへの反応は、もうVRは落ち目だし仕方ないだとか、
AMDは遅れてる、だとかまあ様々だった。
今回AMDがW5700に実装したのは、まだクリエイター用途においてVRは終わってないことを示唆しているかもしれない。
スペックは、
Navi10 Product | W5700 | RX 5700 | RX 5700XT |
---|---|---|---|
WGPs | 18 | 18 | 20 |
CUs | 36 | 36 | 40 |
SPs | 2304 | 2304 | 2560 |
TMUs | 144 | 144 | 160 |
ROPs | 64 | 64 | 64 |
GameClock (MHz) | ? | 1625 | 1755 |
BoostClock (MHz) | 1929 | 1725 | 1905 |
Max Memory Size (GB) | 8 | 8 | 8 |
Memory Interface (bit) | 256 | 256 | 256 |
Memory Speed (Gbps) | 14 | 14 | 14 |
Memory Bandwidth (GB/s) | 448 | 448 | 448 |
Peak Texture Fill-Rate (GT/s) | 277.776 | 248.4 | 304.80 |
Peak Pixel Fill-Rate (GP/s) | 123.456 | 110.4 | 121.90 |
FP16 (TFLOPS) | 17.78 | 15.9 | 20.28 |
FP32 (TFLOPS) | 8.89 | 7.95 | 10.14 |
TDP (W) | 190 205 (+USB) |
150 | 180 |
最大クロックではRX 5700XTを追い越し、TDPも相応に上がっている。
対抗相手にはQuadro RTX 4000を挙げており、
マルチタスクにおいては5.6倍の性能を見せ、最大18%省電力であると謳っている。
一応幅で言えば、W5700は2スロット、RTX 4000は1スロットと、
組み込みやすさでは後者に分がありそうだ。