新たな AMD APU、"Yellow Carp" ―― SMU は v13 に

Update: 2020/12/13 11:14 JST

Linux Kernel (amd-gfx) に、新たな APU Yellow Carp の SMU (System Management Unit) v13 をサポートするパッチが投稿された。
[PATCH 5/8] drm/amd/pm: add smu13 ip support for moment(V3) [PATCH 6/8] drm/amd/pm: add yellow_carp_ppt implementation(V3)

タイトルから今回の SMU v13 をサポートするパッチは部分的なものであり、近く Yellow Carp をサポートする一連のパッチが投稿されるものと思われる。
今回のパッチから得られる情報は少ないが、Yellow Carp が APU であることは以下の引用部分から読み取れる。

   +void yellow_carp_set_ppt_funcs(struct smu_context *smu)
   +{
   + smu->ppt_funcs = &yellow_carp_ppt_funcs;
   + smu->message_map = yellow_carp_message_map;
   + smu->table_map = yellow_carp_table_map;
   + smu->is_apu = true;
   +}

SMU v13 と括られてはいるが、追加されたファイルやパッチ内のメッセージを読むと、Yellow Carp の SMU は v13.0.1 というバージョンとなっている。
推察するに、初期の SMU v13 IP には問題があり、それを修正したため、僅かにバージョンを上げたのかもしれない。
GPUコア部の世代等はまだ不明。

SMU は最近の AMD GPU/APU に限って言えば、v11 と v12 に分かれており、
RDNA / GFX10 世代の dGPU、Navi10 / Navi12 / Navi14RDNA 2 / GFX10.3 世代の dGPU、Sienna CichlidNavy FlounderDimgrey Cavefish、それと CDNA / GFX9 Arcturus は SMU v11、
Renoir は SMU v12 となる。Green Sardine は不明だが、恐らく Renoir と同じ SMU v12 と思われる。
VanGogh も SMU v11 とされてはいるが厳密には SMU v11.5 であり、ISP (Image Signal Processing?) を内蔵しており、他の SMU v11 を搭載する GPU とは大きく異なっている。1

コードネームについては、VanGogh は外れているが Sienna Cichlid から始まる X11 color + 魚 を組み合わせたものとなっている。
Yellow はここの文字の色。 Carp は日本だと馴染みのあるコイの英名。

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