Coelacanth's Dream

【雑記】夢の感想

もう少しでこのサイトを始めてから 2年経つので、これまでを通しての雑記を書いてみる。

まず感じたのは、やっぱりこのサイトは情報を食って楽しむようなオタクの日記であり、データベースであり、その時見た夢だということ。決してニュースサイトではないし、そうはなれないだろう。
だからサイトを続けるモチベーションは、やっていて、書いていて、話していて、それが楽しいかということに尽きる。
何が楽しくて何が楽しくないかを言えば、本来公開されるべきではない情報を元にあれこれ言うことは楽しくない。何かに負けて NDA を守り切ることができなかった人から 故意に 漏れた情報だとか、犯罪行為によって公開された情報とか。
まだ公開されるべきでない、CPU や GPU といったハードウェアを開発した企業、開発者が公開したくない情報を求め続ければ、そこには少なからず敵対の意味が生まれてしまうように思う。
無闇矢鱈に情報を集め、記事で取り上げようとすると、何とか文章を捻り出そうとして本心ではないことを書いてしまがち、ということも学んだ。

言ってしまえば他人に対する敬意、自己満足の問題だ。楽しむための工夫とも言える。決して他人に押し付けていいものではない。
知る必要のないものは知らずにいる、見てもスルーして忘れようとする。自主的な Need to know の原則、といった感じだろうか。
それにただ情報を漁るだけでなく、誰にでも公開されている情報から意味を読み取り、語ろうとすることの方がやり甲斐がある。
だがニュースサイトだとそうも言ってられないことが多いだろう。注目を集め、どれほどの効果があるかは不明だが 検索結果の順位を引き上げるためには更新数を増やす必要がある。そういう意味でもこのサイトはニュースサイトではない。

そうして、自分は予言者になりたい訳ではないことを知った。
上の考えはサイトをやっている間に築かれたもので、そうではない時期もあった。

このサイトが伝えられるのは、あくまでも開発者方々はオープンソース・ソフトウェア/ドライバーへのパッチを通して、確かな根拠を持った、少し 先のハードウェアの面白い情報を公開している、ということだと思う。情報はまずそこから始まり、広がる。
そうしてパッチの動向を確認する人が増えれば、さっさとこのサイトは見向きもされなくなると思っていた。
見向きされなくなったら更新を止めるということでもないが、とりあえず、とりあえずは 2年続いた。
最後に、そうした開発者方、インターネット上のスペースを提供してくれている Github に感謝を。