AMD Zen APUを搭載したChromebook登場か ――Ryzen 7 3700C、Ryzen 5 3500C

ChromiumOSへのパッチから以下の新たなZen Mobile SKUが見つかった。

2040455: Rework map_oprom_vendev to add revision check and mapping — Gerrit Code Review

基本、既存のMobile向けSKUの末尾をUからCに置き換えたSKU名となる。

それとDaliの一部Revision ID、さらにはPollockもSKU名こそ不明だが一部が判明し、個人的には結構嬉しい発見だった。

Chromebookとして

これまでChromebook向けにAMD APUはA4-9120CとA6-9220Cしか出ておらず、
プロセスは28nm、CPUは2-Core/2-Thread、GPUは3CU、メモリは1866MHz 1ch。
その中では上であるA6-9220CでもCPU Clock Base 1.8GHz /Boost 2.7GHz、GPU 720MHzである。
7th Generation AMD A4-9120C APU with Radeon™ R4 Graphics | AMD
7th Generation AMD A6-9220C APU with Radeon™ R5 Graphics | AMD

またAMD公式サイトにはSupported TechnologiesにVP9 Decodeがあるが、ハードウェア的には対応していないはずであり、また対応していることを示すコードが見つからなかったため、(見落としている可能性もある)
CPUによるソフトウェアデコードが可能、という意味かも知れない。
RadeonFeature

そういう訳で、前世代でコスト低め、TDP 6Wという点を含めても性能はかなり低めで、使い勝手もそれ相応だったと思われる。
そしてA4-9120Cだけなため、モデル数という点でも競合に当然圧されていた。


上記のSKUを搭載したChromebookが世に出れば、性能、モデル数の問題は解消されることとなる。

そしてその中のPicasso Ryzen 5/7は、高性能なChromebookブランド、Pixelbookとなると考えられ、
現状、最新のPixelbook Goでも8th Gen Intel Core m3 /i5 /i7 Y-Series (Amber Lake Y) であるから、CPU性能では同等、GPU性能では圧倒できるだろう。(同時にIntel Ice /Jasper /Elkhart /Tiger lakeあたりの10nm SoCを採用した製品が出る可能性もあるが)

推測

また、Pollockもしくはパッチ内にあったSKU以外に、TDPをより小さくしたSKUが出るんじゃないかと 個人的に 予想している。
IntelとAMDでTDPの意味合いが違うため無視するとしても、Ryzen MobileはデフォルトTDP 15W、下限 12W、上限 25WとA4-9120C/A6-9220Cの6Wと比べると大きな差がある。
ソケット変更があるため、熱設計に関しては深く考える必要はないのかもしれないが、最新世代でも前世代製品並の消費電力、熱設計を求める声はあるだろう。

そして、AMDはまだ公式発表こそしていないが、より省電力なRaven2ベースの組み込み向けSKUを用意している。

Alternativ können auch Prozessoren der Serie R1000 Low-Power mit den Varianten R1305G Dual Core (vier Threads), 1,5 GHz (beziehunsweise 2,8 GHz Boost) mit einer TDP von 8 W (6 bis 8 W) beziehungsweise R1102G Dual Core (zwei Threads), 1,2 GHz (beziehungsweise 2,6 GHz Boost) mit einer TDP von 6 W bestückt werden. Die integrierte Vega-Grafikprozessoreinheit mit drei bis zu 1200 MHz schnellen Compute Units steht für hohe Grafikleistung.

(引用元: Maßgeschneiderte HMI-Systemkomponenten in 90 Tagen)

R1102GはTDP 6Wと、一致し、後継には丁度いいはずだ。

結論として、R1102Gの全く同じか近い構成のSKUをChromebook向けにも出してくるのではないかと予想している。

そういった理屈抜きにしても最新CPUを低消費電力で動かしてみたいという気持ちがある。
ChromebookならLinux入れるのも、ドライバー周りのハードルも低いだろう。
買うかどうかはかなり怪しいが。自分、Revison IDが判明しただけで喜べるような人間だし。

Update:
 2020/07/20 11:51 JST