Intel PCH Matome

Linux Kernelを元にPCHをまとめてみた。
GPUと同様に、「末尾」のLakeは省略している。
最左列は見にくいため、略称で対応させて見る方がわかりやすいと思う。

Intel PCH a.k.a. Memo Pair Device ID
Sunrise Point SPT Skylake / Kaby 0xA100
Sunrise Point LP SPT_LP Skylake / Kaby / Coffee(Amber) 0x9D00
Kaby Lake PCH KBP compat SPT Skylake / Kaby / Coffee(Amber) 0xA280
Cannon Lake PCH CNP Cannon / Coffee 0xA300
Cannon Lake LP PCH CNP_LP Cannon / Coffee (Whiskey) 0x9D80
Comet Lake PCH CMP compat CNP, Mobile Coffee / (Comet) 0x0280
Comet Lake 2 PCH CMP2 compat CNP, Desktop Coffee / (Comet) 0x0680
Comet Lake V PCH CMP_V base KBP, compat SPT Coffee (Amber / Comet) 0xA380
Ice Lake PCH ICP Ice 0x3480
Mule Creek Canyon PCH MCC Elkhart 0x4D00
Tiger Lake LP PCH TGP Tiger 0xA080
Tiger Lake LP 2 PCH TGP2 Tiger 0x4380
Jasper Lake PCH JSP Elkhart 0x4D80
Jasper Lake 2 PCH JSP2 Elkhart 0x3880

参考: intel_pch.c – drn-intelintel_pch.h – drn-intel

ソース内には「Comet Lake PCH」ではなく「CometPoint」と書かれていたりするが、下記リンクのようなことを言って修正しているのだから前者が正しいと思い、表ではそう記述した。
Fix PCH names for KBP and CNP.


読み込んだ感想としては、Coffeeがややこしい。
Whiskey(ウイスキー)、Amber(琥珀)、Comet(彗星)が入り混じるコーヒーとは遠くかけ離れた存在と化している。
https://gitlab.freedesktop.org/mesa/drm/blob/master/intel/i915_pciids.h#L527
PCHではそこへさらにCannonが撃ち込んでくる。

SPT_LP、KBP、CNP、CNP_LP、CMP、CMP2、CMP_VのペアとなるGPUに、どれもCoffeeがあるが、
そのCoffeeがどれになるかは、埋めはしたもののあまり自信が持てない。
マーケティングでの名前がわかればまだやりようがあるが、Z390がCNPだとしか。
H310Cのような22nmでありながら、Coffee Lakeに対応しているチップセットもあるため、それでもやりにくそうな気がする。

そんな中で、CNP_LPのCoffeeをWhiskeyとしたのは下記リンクより。
Whiskey LakeとAmber Lakeの正体 – PC Watch

今回のWhiskey LakeのPCHは、Skylake、Kaby Lake、Kaby Lake Refreshまで使われてきたSkylake世代で導入されたPCHではなく、その後継でCNL-PCHと呼ばれる、Cannon Lake用に開発された新しい14nmプロセスルールで製造されているPCHになる。

また、

また、IntelはAmber LakeのPCHは、最新のPCH(つまりCNL-PCH)ではなく、1世代前のPCH(つまりはSKL-PCH)であることをほぼ認めている。

ともあることから、SPT_LP、KBPのCoffeeはAmberなのだろうか?
そうなるとCMP_VはAmberにも対応するということになる。
CMP、CMP2はCNPと互換性があるとのことから、普通のCoffeeにも対応すると考えられる。


パズルをやっている気分。

Coffeeを抜ければ多少なりともすっきりすると思いたいが、既にElkhartから嫌な予感がする。

Update:
 2020/07/20 11:51 JST